「 台湾留学時代に出合った一杯の麺がある。」
名前を“バカ麺”といい、中国語でも本当に「Sha瓜麺」という。 これまで料理に“バカ”の文字を付けた料理など見たこともないが、この麺だけは、“バカ”がつく。味は、もちろん"バカ"がつくほど美味しいのだが・・・。
台湾留学時代に出合ったこの麺。友人に「騙されたと思って食べてみろ」とつれられた一軒の店「Sha瓜麺店」。
バカ麺発祥の店で店内ではバカ麺を頬張る人で溢れ返っている。
冒頭の写真がそのバカ麺だが、作り方も茹でたての麺に特性スパイス(油)を絡め、その上にネギが少し塗してあるだけという、まさにバカでも作れそうなくらい単純な麺である。
見た目が派手な中華料理にあって、ここまで簡単だと料理中の麺が途中でテーブルに上がったよう。
このバカ麺は、ネギやもやしなど具が入っているが、本物のバカ麺は、きざみネギが塗してあるだけで、麺だけのように見える。
少し昔になるが、日本で流行った「油そば」がこれに近いのかもしれない。
単純で味をごまかすことが出来ないぶん、美味い店に自然に客も引き寄せられる。
台湾を離れ8年になるが、今でも"バカ麺"が懐かしい。 バカ麺を頬張りながら、バカな話をしていたあの頃の事をこの麺が思い出させてくれる。
『美好家宴』
webmaster@nicchu.com Copyright 1998-2001 Shanghai Explorer