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経済トピックス【2005年6月】
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高まる外資見直し論
その後も各所で論争が続いたが、9月に商務部の薄熙来部長が国際会議の席上で「中国政府は、引き続き各種政策の連続性・安定性を保持する。外資による投資を奨励する各種政策、措置、法規は不変であり、とくに所得税と外資参入許可の政策は不変である」と発言。これにより、外資導入を巡る論争は、現状の政策の維持で一応の決着を見た。 外資選別の時代にこそ輝く日系企業 しかし、外資見直し論は、その後も消えることはなく、「国内で創出された付加価値が外資企業によって海外に流出している」という批判はいまだ根強い。「全人代2005年立法計画」によると、年内に独占禁止法の審議が予定されており、これを外資企業の独資化の進展を牽制する動きと見る向きもある。また、法人税率の統一も議題に上っており、これが実現されれば外資企業にとって、大幅な増税となる。 一連の動きは外資企業にとってマイナスに影響するが、積極的に外資を導入する政府の基本方針が変わったわけではない。ただし、3月の全人代では、ハイテクやサービス業、環境関連産業への投資を奨励する方針が掲げられた。これは外資の質が問われる時代に入ったことを示唆しており、高い技術力や高付加価値を生み出す力のない企業にとっては、進出が難しい状況になる見通しだ。 日系企業に対する影響はどうか。最近は反日運動を背景に日本製品の不買運動が起こっているが、中国の消費者の日本製品に対する信頼は依然として高い。とくに急速に拡大する中間層は、製品やサービスの購入に際して、質を重視する傾向が強まっている。 こうしたなか、高い技術と高付加価値に裏付けされた日系企業の製品やサービスは、ますます支持を集めていくはずだ。さらに日系企業の活躍が、中国経済の持続的な経済成長に貢献することも間違いない。外資選別の時代に入った中国で、これまで以上に日系企業の存在感と輝きが増すことを期待したい。 以上 |