経済開発区

-「紹興濱海工業区」の概要紹介-

                                          2005.6

1.紹興市概要:
  紹興市は揚子江デルタ経済地域にある15の主要都市の一つである。浙江省2大都市である杭州と寧波間の高速道路沿線に位置し、1区3市2県を直轄する。市域面積は約8256ku、人口は435万人。上海から車で杭州を経由して約2.5時間の距離。
  紹興市は悠久な歴史を持つ文化都市。昔から「山青く、水清し」「名人集中地」と誉められている。同市には水と橋が多く、文化名人の魯迅の故郷であり、唐・宋の詩人李白、杜甫、陸游及び書道の師の王羲之が居住した。また、香醇の紹興酒と越劇の誕生地でもある。中国で初めての「歴史文化都市」と「優秀観光都市」の栄誉を受けた。
  紹興市は改革開放が続く中国において最も経済活力が溢れている都市の一つであり、2004年には「中国魅力ある都市」と「中国最も潜在力ある都市」のベスト10の一員となった。同市の対外貿易は急成長している。世界187カ国・地域と貿易業務を展開し、輸出額は5年連続して前年比45%超え、特に支柱産業とする紡織・服装の輸出は全市の74%を占める約49億ドルに達した。外資導入も拡大している。04年だけで、430件余りの外資投資プロジェクトを導入し、誘致総額は浙江省の4位を守っている。その内、1000万ドル以上のは前年比31件増の113件に昇った。今までに世界上位500社の中9社が進出している。
2.紹興濱海工業区:

  ◇位置
  紹興濱海工業区は同市の北部に設置され、その北側は銭塘江に臨み、南側には上海・杭州・寧波の高速道路が通っている。2002年6月に省内最大の省レベルの開発区として批准された。計画の開発総面積は100ku。その内、23kuでは6通1平のインフラ施設が整備され、また、約40kuでの全面的開発が急ピッチで進んでいる。

  ◇陸・海・空の交通
  同工業区は杭州市に隣接し、寧波と上海にも近く、揚子江デルタ経済地域に融合する開放的な窓口であり、陸・海・空の交通条件に恵まれている。同工業区から上海港まで220km、寧波港まで120kmで、「上海・杭州・寧波」間の高速道路の入口まで僅か4km、杭州の蕭山国際空港まで20km。目下、建設中の銭塘江に跨がる紹興杭州湾大橋(仮定)(2008年完成する見込み)が完成すると上海への距離は約70km短縮される。また、紹興杭州湾大橋と「蘇州・嘉興・乍浦」高速と繋がって、蘇州・昆山、無錫へもさらに便利になる。

  ◇産業の発展
  紹興県政府は同工業区に「国際紡織製造センター」と現代的工業新都市を発展させる建設方針を打ち出している。 外国資本及びハイテク技術を積極的に導入し、伝統的紡織産業の規模・技術を大幅に高めることを優先; 精製化学、電子通信、バイオ医薬、メカトロニックス化、新素材と環境保全などのハイテク産業の導入と発展を重点としている。

  ◇団地の配置
  工業区には工業団地、行政センター、ビジネス区域、農業団地、観光リゾートが設置されている。さらに、工業団地ではハイテク団地、現代的紡織団地、繊維化工団地、バイオ医薬団地、農作物の加工団地など11の団地に分かれている。

3.濱海工業区の立地優位性:
  同工業区は3年前に開発を批准された新たな開発区であるが、既に香港、台湾、米国、日本をはじめ16か国・地域から、約50件の投資プロジェクトを誘致している。投資額の順位では日本は4位であるが、本格的な対日誘致はこれからである。04年秋、大阪で「紹興投資説明会」を開催したが、その後、数社の大阪企業が視察や投資相談のために来訪した。
◇地理的優位性で交通が便利:
  前述のように同工業区は杭州・寧波の高速沿線にあり、杭州までは僅か45km。特に紹興杭州湾大橋(仮定)が完成すると上海含む揚子江デルタ経済地域各都市へ行くのはさらに便利になる。
◇工業用地が多く、価格も安い。
  03年から中国政府は土地の「乱開発」を全面的に整理整頓し、現在土地使用を厳しく規制している。しかし、同工業団地は大部分が埋め立て地で、国家土地使用指標内に含まれず、さらに開発された工業用地の価格も安い。
◇人材が豊富。
  杭州にある浙江大学を代表とする大学・専門学校が30校、また紹興には専門技術学校も多数ある。外資企業に高・中級管理・技術人材や安定した熟練作業者の提供も容易である。
◇電気提供は問題無し。
  近年、中国国内で電気不足が問題となっているが、同工業区には既に変電所が3基あり、併せて440KV。また、今年末までに2基併せて330KVの変電所の建設も完成される見込み。区内の進出企業の生産及び生活面での電気供給は問題ないと説明している。さらに進出企業の増加や生産規模の拡大によって、500KV1基など変電所数カ所の建設が計画されている。
◇財政面での助成(主要優遇策)
  生産拡大及び投資額(外資)300万ドル以上の外資進出企業に対し、企業が納付した所得税の一部を「奨励金」とする助成制度を実施中。
  【注】その一部とは同工業区が保留した分を指す。奨励方法:@生産拡大:1〜3年目全額、4〜5年目半額を減免;A投資額(外資)300万ドル以上:1〜5年目全額、6〜10年目半額を減免する。
  税以外費用は免除
  進出プロジェクトの建設について県に関わる費用(税金以外)は免除。
  【注】上記@、Aについて、ぜひ同工業区に問い合わせて下さい

4.同工業区のデータ:
◇インフラ施設の整備
  まず、開発全体計画の中の23kuの土地で「6通1平」(道路、電気、上水、汚水処理、通信、蒸気及び整理した土地)が既に整備されている。特に通信面ではケーブルTV、ADSL、光ファイバーも整備された。さらに、新たな40kuの土地での主幹道路も建設が進んでいる。
◇土地使用権の取得
         使用期間(年)    価 格(ドル/u)
  製造業地     50         15
◇土地使用料金:無料(免除)
◇貸工場リース料金:8〜10元(RMB)/u・月
  完成(計画)した建築面積:6.5万u;現在利用可能面積:5.5万u
  【注】上記3項目に対し、投資規模により相談可
◇従業員の平均月給(ご参考)
  一般従業員     600〜1000元(RMB)/月
  管理・技術者    1000〜2000 (RMB)/月
◇主要投資業種
  石油化学、繊維、紡績、捺染、フィルム、特殊ガラス(液晶など)、製紙など
◇主要投資現状
  日系進出企業:
    ◎浙江濱海石油化学(主要製品:PTA)
      (伊藤忠と中国遠東化繊集団が共同出資。全体投資計画:約20億元    
    RMB?1期が既に稼働している)

  日系以外進出企業
    ◎米国:紹興山川製紙(同:ダンボウール)
    ◎中国香港:
      ・紹興欧亜フィルム材料(投資計画:18.5億元超)(同:BOPET、ポリエステ
     ル、フィルムなど)
      ・浙江ガラス(超薄ガラス(液晶ガラスなど)、特殊ガラス)
    ◎韓国:大洋科学技術発展(噴水織り機械など)
      中国企業:浙江華聯三 石油化学(同:ポリステル原料)
      中国国家関係機関に批准された大型プロジェクト。国内企業3社が共同
     出資、約24億元(RMB)の1期も稼働している)

 
連絡先
会社名 / 部門 紹興県濱海工業区招商局 (場所:同工業区濱海大道)
担当 顧競雄(女、日本語可)
電話 0575-5628001
FAX 0575-5629492
携帯 13575547769
E-mail guko.163.com@163.com
URL www.bhsx.com

【註】上記の連絡先などの変更があるかもしれませんので、ぜひ、事前にお問い合わせ下さい。

 

 

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