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海蘭雲天花園浴場

   本プレースポットでも紹介した「雲都の温泉」がオープンしてから一年、上海では同様な各種施設を併設する浴場が次から次へと建てられ、今では市内数カ所で見かけるようになった。ちょっとしたブームとなっているようだ。
 今回紹介するのは、虹橋・古北地区からもほど近い「海蘭雲天花園浴場」。この手の浴場は外見が豪華なのが特徴だが、ここも一見するとホテルのようである。

 真っ白な征服の門衛に守られた(というよりも外装の一部として立っているのだろうが)入口を抜けると、これまたホテルのような清潔なロビーである。ここでチェックインをし、靴を預け、ロッカーの鍵を受け取る。奥のエレベーターで2階へ(女性は1階奥へ)。
 ロッカーで服を脱ぐのだが、ここからは全裸で、すなわちいわゆる「フリ○○」で歩かなくてはいけない。浴場にはタオル持ち込みはできないようなのだ。トイレに行きたくて服務員にトイレの場所を聞くと、浴場を抜けて行かなくてはならないから服を脱いでから行け、と言う。「全裸で用を足すのも恥ずかしい」と思い結局服を着たまま行ったのだが、皆が堂々と裸で歩いている中で一人服を着ていると、裸の男達に服を着ている私の方がジロジロ見られてしまう。文明というものが間違っているような、そんな不思議な気持ちになってしまった。


*二階 ―浴場フロア―

 浴場には各種風呂がある。もちろんサウナもある。面白いのは「毛毛雨温泉」という風呂で、屋外にあり、上から水が落ちてくるようになっている。小雨の降る露天風呂が演出されているのだ。降り方が一定ではなく、時に弱く、時にやや強く降るようになっている。まあまあ風情がある…のだが、この風呂の壁に南国の島のビーチの絵が書いてあるのは妙であった。

 取材に付き合ってくれたKが見当たらないので探すと、ベットの上で○○も隠さずに仰向けに横たわっていた。垢すりである。前回雲都の温泉において何とも緊張して以来そんなに好きではないのだが、彼を待つ間暇である。私もやってもらうことにした。顔から始めてだんだんと下へ。バットを一回、二回と左右に二度置きかえられた時(邪魔だったのだろう)、緊張は極度に達した(垢すりの服務員はもちろん男性です。一応念のため)。


  *三階 ―プレーフロア―

 パジャマのような服を着て四階へ上がる。入って左側にまず釣堀がある。ここで魚を釣って上の階で調理してもらうそうだ。これはあまり面白そうではないのでパスする。
 さらに進むと卓球、ビリヤードと続く。このあたりは不思議でも何でもないのだが、さらに奥に進むと、アーチェリー、バッティングセンター(と言ってもソフトボールの)、パットゴルフ場がある。男二人で遊ぶには子供地味てはいるが、チョコレート程度でもインセンティブをつければ結構盛り上がれる。
 私はバッテイングセンターに熱くなってしまった。上海人は野球などしたことがないのでバットの持ち方も間違っており(左手と右手が離れていたり、左手が右手の上にきたり)、緩いボールでも空振りしたりしている。しかし実は私は高校時代、五部刈りの頭で甲子園を目指していたことがある。緩いソフトボールのボールなど正確に打ち返すことができる。バッテイングマシンの横に服務員が立っており、その前にネットが置いてあるが、そのネットにボールをぶつけて、服務員を怖がらせて楽しんだ(ちょっと性格が悪いが)。


*四階 ―レストラン―

 四階にはレストランがある。レビューショーもあるようだ。ただ私達が行った時間には既にショーは終わっていた。空腹でもないのでそのまま五階へ。


*五階 ―休憩フロア―

 五階にはマッサージルーム、映画ルーム、休憩ルームがある。Kは足の爪を切ってもらっている。「足の爪くらい自分で切れ」と思うが、彼いわく「一度やると止められないんですよ」とのこと。垢すりとか足の爪切りとか、不思議なものが好きな男である。私は足裏マッサージをやってもらった。かなり痛いが足の疲れが吸い出されていくような感覚である。

 以上で約150元である。ゆっくりと巡れば数時間楽しめる。浴場が男女別なので二人きりのデートにはどうかと思うが、男女二人づつ計4人ならいいだろう。ファミリーについては、浴場、プレーフロア、レストランはいいが、休憩フロアは子供はあまり楽しめないに違いない。


海蘭雲天花園浴場
住所:番禺路888号
電話:6486-0011
入場料:68元(マッサージ等は別途)
営業時間:12:00〜24:00

(以上99年5月20日記)


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