| TOP > 連載 > 中国を写真で読もう! > ファミリー-新疆ウイグル自治区ホータン |

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ホータンはタクラマカン砂漠の南に位置する、新疆ウイグル自治区で最もウイグル族の占める割合の高い街です。 ホータンでの宿は、その名も「HAPPY HOTEL」。ハッピーと言うにはオンボロで、トイレもシャワーも汚くてしり込みしてしまいそうな所でした。しかし酒飲みで宴会好きのオーナーを始め、一家の温かさが魅力でした。 夜、オーナーが宿泊客を招き盛り上がっている所へ、この家のお嫁さんが「私の部屋見に来ない?」と誘ってくれました。16歳で結婚してこの家に来た彼女は年齢わずか18歳、まるで妹のような彼女と私はこっそり宴会を抜け出しました。 部屋はウイグル式に絨毯を敷いた二間で、最新式のテレビだけがその部屋で人工的な色を放っていました。奥からアルバムを出してきた彼女は、「これが子供の時、これが今の夫と初めてデートした時…」と一枚一枚楽しそうに説明してくれました。「旦那さんは?」と聞くと「彼はホータンとウルムチを結ぶ長距離バスの運転手だから、留守が多いの」と微笑みました。16歳から嫁として、家事や家業のホテルの雑務をこなし、子供を産み、夫の帰りを待つ彼女。旅行者の中で唯一中国語が話せた私は彼女の目には、もしかしたら姉のようにも女友達のようにも映ったのかも知れません。 翌日、ホテルを去る時に彼女と赤ちゃんを写したこの写真。そこには既に「母親」の顔をした彼女がいました。 (Ritz.S) |