| TOP > 連載 > 中国を写真で読もう! > モスクへの道-新疆ウイグル自治区・カシュガル |

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「君は来た時期を間違えたよ。冬の新疆なんて何にも見所がない」「でも、カシュガルには行った方がいい。カシュガルへ行かねば、新疆ウイグル自治区に来たとは言えないから」 列車の中で会ったおじさんは、長時間の新疆講義をこう締めくくりました。そのカシュガルと言う街は、省都ウルムチから南疆線に乗り30時間南に下った終点。ウイグル族が人口の90パーセント以上を占める新疆ウイグル自治区のイスラムセンターです。 ホテルがウイグル族の居住区の中ということもあり、一歩外に出るとそこはもう彼らの生活の匂いが溢れています。そんなこの街で「あぁ、ここはもうセントラルアジアの文化圏だ」と強く感じた場所がありました。 それが、モスク。ここカシュガルのエイティガール寺院は新疆最高規模を誇り、ラマダン明けのローズ節には数万と言う信者が祈りに訪れるそうです。 この小道もエイティガール寺院へとつながっています。おじいさんは大事な祈りに向かう途中でした。ふっと振り向いたその姿は、冬の色のない風景と溶け合って、まるで古い絵画の世界に入ってしまったような錯覚にとらわれました。 追いかけてみたかったけど、追いかけて入ってはいけない。そんな気がして、そこで立ち尽くしていたのです。 (Ritz.S) |