| TOP > 連載 > 中国を写真で読もう! > 美しい人。-チベット1999(6) ラサ(デプン寺) |

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その美しい人に出会ったのはラサ郊外のデプン寺からネチュン寺へ向かう巡礼路でのことでした。 チベット入りして感じたことは「(特に)女性の年齢が不詳」ということ。見た目はおばあさんのようなのに実は若かったり、まだ小さな子供を連れていたりと驚かされる事がしばしばありました。これにはチベットの厳しい気候条件と早婚が挙げられると思いますが、彼女達の顔に刻み込まれた深いしわを見る度に「生きる事の厳しさ」を見せつけられたような気分になり、同じ女性として複雑な心境でした。 ですが彼女に会った時、彼女の健康的な笑顔に「厳しさ」だけでなく「生きる強さ」「生きる喜び」のようなものを感じたのです。 彼女の目は巡礼の歓びに溢れていました。 自然の厳しさをものともしない女性の「大地に根を張った逞しさ」、それが彼女の「美しさ」なのでしょう。 「美しい人」。私は彼女をこう呼びたいのです。 (Ritz.S) |