| TOP > 連載 > 中国を写真で読もう! > 俺はカムの男である。-チベット1999(4)ラサ(ポタラ宮) |

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ラサまでのバスで知り合った韓国人と共に私達が向かった先はかの有名なポタラ宮。 何度も本や写真集等で目にしていたとはいえ実際に目の前にした時の感動は言い尽くせないものがありました。中は非常に急な階段の連続で日頃の鍛錬が足りない私は既に息切れ。その横を2人のチベタン僧侶が笑顔で通り過ぎてゆきました。ふと見ると彼らの一人は足が悪く、もう一人が支えるようにして登っています。にもかかわらず彼らの足取りは軽く、あっとゆう間に私達を抜いて見えなくなりました。 ポタラを出て広場に入ったところでまた彼らに出会い、そこで彼らが「甘粛省玉樹州」という四川省の近くで西寧に出るだけでもバスで3日!という内陸部からはるばるやってきた事が分かりました。彼らの地域は「カム」と呼ばれ、カムの男たち(カムパ)は非常に信仰熱心で勇敢な男たちが多いことで有名です。私がそのことを言うと足が悪い方の彼はうれしそうに、でも力強くうなずきました。 そんな彼の立ち姿が私に語りかけます。 「俺は誇り高きカムパ(カムの男)である。」と。 (Ritz.S) |