| TOP > 連載 > 中国を写真で読もう! > 窓枠の中の君、外の私-甘粛省夏河 |

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またまた夏河でのお話。 チベット族の居留地区に足を踏み入れた私は、まずその幻想的な光景に目を奪われてしまいました。彼らにとっては日常の光景であるのでしょうが、私にとっては彼らの衣装の美しさ、話す言葉、周りに広がる荒野全てが幻想的だったのです。 そんな時、一台のトラックが私のそばで一時停車しました。見ると中に子供が乗っています。私はその子供が窓枠からこちらを覗く姿がまるで一枚の絵のように思え、何か不思議な世界を見ているような気分になりました。 私にとって窓枠の中の彼はまるで絵画のように非現実的なものだったのですが、彼にとっても窓枠の外の世界は、そして外国人の存在そのものは非現実的な一枚の絵画のように映ったのではないでしょうか? 彼の表情は明らかに窓枠の外の不思議な光景を見つめるそれです。 窓枠の中と外。こんなに近いのにお互いの見つめる目はとても遠かったのです。 (Ritz.S) |