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今回のテーマは「お金持ちの男性、徹底分析」、OLを中心に読まれている雑誌『希望hope』の特集記事から。
改革開放以来、持つものと持たないものの差が広がる中国では、街にはシンデレラコンプレックスから抜けられない小姐達があふれている。彼女たちは贅沢な洋服やアクセサリーを横目に、ため息をつくしかない自分を灰かぶりのシンデレラに例える。 今回紹介の雑誌『希望』は、お金持ち男性に群がるそんな女性達に待ったをかけたものである。「本当にそれで良いのか?お金持ちと結婚する事で、本当に幸せになれるのか?」と。しかしそこは中国。安物の三流ドラマのように「愛が一番」などとは決して言わない。ここで提案される意外な結論は、あくまでも合理的で逞しく、本当に脱帽である。さすが、と言わざるをえない。以下は記事からである
お金持ちと結婚することは、本当に幸せにつながるのだろうか。お金持ちの男性をつかまえることは、一見、一瞬の電撃線のようにみえる。しかし実際はそうではない。結婚してからこそ、真にあなたがた試される長い長い持久戦が始まるのである。あなたはその真実を知っているだろうか。
イギリスのある調査では、3高の男性の浮気率は、他の男性より5倍も高かったという結果を示している。3高とはすなわち、高学歴・高収入・高身長のこと。しかし近頃の中国の様子を見ていると、男性は3高どころか1高で充分である。つまり、高収入ならそれで良いのだ。お金持ちであることが、男性の最大の魅力となっているのである。お金のある男性は周りの女性がほっておかず、結果的に浮気に走りやすくなっている。
贅沢な暮らしは誰もが夢見るものである。しかし、シンデレラのガラスの靴は、全ての人にあるわけではない。あなたはそれを手に入れる資格を兼ね備えているだろうか?
(1) モデルができるくらい美しいこと
(2) 大学を卒業していること
(3) 相手に完全を求めるのを止めること
(4) 自分は彼の飾り物であるという事実を理解すること
(5) 礼儀作法に精通していること
(6) 独立の精神があること 以上はお金持ちの男性との生活の実態である。もしあなたがこれを知っても結婚したいと思うのであれば、物質的には恵まれても、あなた自身の生活や彼との愛情にあふれた生活はあきらめなければいけない事を覚悟しよう。
これらの内容は、シビアで興味深い。実際中国にいて思うのは、確かに男性 は3高など必要なく、一高、つまりお金があれば確実にモテる、ということである。 反対に、いくらカッコ良くて学歴があっても、お金がなければ女性にとって何の魅力もないということだ。男は実力勝負なのであろうか? 週末にちょっとオシャレな場所に出かけると、必ず出くわす光景がそれを物語っている。綺麗な女性と、どことなくうさん臭い、格好がイマイチの男性とのカップルである。男性1人に女性3人、といった場合もある。ごく普通に大学を卒業し、結婚した上海人の彼女は旦那を評してこういった。「もうオジサンだけれど、仕事がとてもできるの」だから選んだのだと何でもない顔で言う。日本では、あまりお金のことを表立っていうのは良くないという考え方が主流である。しかし、中国ではそんなことはない。お金のあるなし、稼げるかどうかは、男性を見る時の最高の判断基準であり、またお金がある、というのは男性に対する最高の誉め言葉でもあるらしい。女性にとって、相手が自分に何を与えてくれるか、これがポイントなのである。そのため外見も年齢も関係ない、結婚していようがいまいが気にしない、こういった風潮ができあがったようだ。
後半の、お金持ちの男性と結婚した場合の心得には涙をそそられる。特に(3)、(4)には悲しくなる。 では、どんな結婚が理想的なのであろうか。雑誌『希望』の提案は、またまた中国チックでとてもおもしろい。
<雑誌『希望』が提案 ・理想の結婚>
男性・女性、共に今よりも良い生活を望んでいる。けれどもその実現の方法には大きな差があるといえよう。男性の場合、自らの努力と才覚でお金を稼ごうとするが、女性の場合、結婚することでお金を得ようとするのである。一見、とても簡単そうにみえる。しかし実は、これはとても大変なことなのである。なぜなら今日事業に成功し、財産のある相手の大部分は30歳以上であり、また、ほとんどが既に結婚している。たまたま運良く独身の相手を見つけたとしても、あなたに勝った競争相手が群れを成しているだろう。結婚できるかどうか、その成功率は低いと言わざるをえない。
そこで、我々雑誌『希望』は、少し考え方を変えてみることをお勧めする。既にお金を持っている相手ではなく、将来お金を稼ぎそうな「前途有望な相手」を探すのはどうであろうか。たとえ今はお金がなく、あなたに望む生活を与えられないとしても気にする事はない。前途があるということは、彼の将来には、無限の可能性があるということだからだ。
いやはや本当に逞しい。欲しいものは自分で確実に手に入れよう、というのが結論だ。お金持ちと結婚するという実現できるか分からない夢を追うよりは、自分でお金を稼いだ方が早いということだろうか。確かにそのとおりである。汗水流して稼いで手に入れたお金は尊い。自分を着飾って、棚からボタモチのような結婚をねらうのは、人によって向き不向きがある。何にしても愛する人と結婚するのが理想、といわないこの潔さには敬服する。あくまでもお金を手に入れる結婚、という路線からは外れない。財産が欲しい、これは日本でも誰もが心の中で望んでいることである。しかし堂々と口にする人は少ない。中国では自分の欲求に正直である。そのため、考え方も素直で悪びれたところがなくかえってさわやかかもしれない。 我々が読むと目をむいてしまうような内容の今回の記事であるが、こちらの人がいうには、「あたり前」の考え方らしい。良くあるパターンの珍しくない結論だという。中国の人は「生まれながらの商売人」と例えられることがある。確かにこんなに合理的な考えの人達に太刀打ちできる訳がないでのではないか、街行く小姐達を横目に、そう思うのであった。 北里 恵 |