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上海蟹大辞典

4.産地


 人によりそれぞれ意見が異なるが、蘇州近郊の「陽澄湖」と「無錫太湖」の蟹が最高と思われる。何を持って一番とするのか、判断が難しいところがあるが、ここ「陽澄湖」の蟹は、蟹みそが他地域より甘みがあり、大きさも比較的大きく(雌200g、雄300g)食べごたえがあるのが特徴で、外見は(1)「甲羅が青黒く平らで光沢があり、更にその上に青アザのようなものがある」(2).「足の先端部やその毛が黄色がかっている」などが上げられる。特にここ「陽澄湖」の蟹は、「中華金糸絨螯蟹」と呼ばれ海外でも有名。
 

 もちろんそれ以外にもシナモズクガニは品種も比較的多く、分布領域も広い。北は遼寧から南は広西まで、沿海の各省、市、自治区の、すべての海に通じる河、湖で各種のシナモクズガニが生産され、それぞれに独自の特色を持っている。白洋淀と文安?勝芳から捕れる蟹は「勝芳蟹」と呼ばれ、?花津丹陽湖と白石湖で捕れる蟹は「花津蟹」と呼ばれ、崇明島で捕れる蟹は「崇明蟹」と呼ばれ、江蘇省昆山、常熟、呉県の境を接するところに位置する陽澄湖の蟹は「陽澄湖清水大閘蟹(上海蟹)」と呼ばれる。陽澄湖は中国で最も評判が高い蟹捕獲の基地である。

 
なんとヨーロッパにも!?上海蟹が・・・
 中国の特産であるシナモクズガニがなぜヨーロッパにもたどり着いたのか?聞くところによれば、1920年代、上海の呉淞口に停泊したドイツ汽船が、無意識の内にポンプの管から船底の貯水タンクに吸い込んでしまったシナモクズガニの稚蟹をはるか遠いドイツまで運び、それがしだいに繁殖して、シナモクズガニの自然養殖を欧州のその他の国にも拡大させ、かの地の人々にもその美味を味わうことを知らしめたという逸話!?が残されている。
 
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