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上海蟹大辞典

3.シーズン


 「9月の雌、10月の雄」(旧暦)と言われ、新暦では「10月の雌、11月の雄」くらいにあたる。雌はお腹に抱いた卵が美味といわれ、雄はねっとりとした白子が美味しい。よく人からは、「なぜ、上海蟹は秋なのか?」と言う質問を受けるが、これは夏に盛んに動いた蟹が、北からのシベリア風の寒さにより急に動かなくなるためで、蟹味噌や肉が一気に蓄積されるためだ。しかし養殖の蟹やシーズン外れ(冬)の蟹は、あまり動かないため、蟹味噌や蟹肉がもともと少なく味も異なる。新鮮な上海蟹は、蟹の足を割ったとき、蟹肉がきれいにスルリと抜けるものといわれる。

 
 通常は、江南の鎮江産の黒酢でいただくが、本当の蟹はあえて調味料をつけずにそのほんのりと甘いとした甘さを堪能するのが"通"の食べ方と言う人もいる。
 
 
2003'' 冬 Konok


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