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不動産バブルがはじけ、上海では外銷房の分譲価格、賃料ともが一気に下がり、内銷房との価格差が縮みつつある。一方で、内銷房に外国人が堂々と住めるようになった。そんなことから、外銷房と内銷房の垣根がなくなったかのように見える。実際、「内銷房も外人が買える?」などのウワサも耳にする。果たしてその真相は--? 以前は、かなり高飛車で威勢の良かった上海の不動産マーケットだったが、ここに来て、やや鳴りを潜めた感がある。95年以降、上海不動産バブルははじけ、さらに98年を境に、日系企業はどっと撤退した。そんなこともあってか、現在、賃料がガクガクと落ちていくのが、確かに手に取るようにわかる。 マンション購入を検討する上海人らにとっても、内銷房と外銷房の値段の差が縮まったことに驚きを隠せないでいる。高嶺の花だと思いこんでいた外銷房が、泡沫経済のそのアワを払いのけたところで、ついに内銷房とほとんど変わらないところまで分譲価格が落ちてきているのだ。 内銷房に外国人が白日堂々と居住できるようになったという変化も、外銷房と内銷房の垣根を低めたひとつの要因だろう。すでにSHEXでも掲載されたが、一応、ここでも改めて紹介しておこう。 結論から言うと、「外国人が中国人向け住宅に『居住』することについては何ら問題ない」。しかし、『居住』するためには、いくつかの面倒な手続きを経なければならない。日本総領事館が長寧区公安分局出入境管理室に直接ヒアリングして得た回答によると、「最寄りの派出所に居留登記を済ませなければならず、貸し与える側の中国人は管轄の房管当局に対して、事前にその旨登記する必要がある」とのことだ。 つい最近まではコソコソと隠れるように住んでいた外国人だが、内銷房を白日堂々と闊歩する姿が見られるようになった。 そして、続いてあるウワサを耳にした。それは「外国人も内銷房を買うことができるのでは……」というものだ。 確かに、内銷房・外銷房ともバブル崩壊以後続いた値下げについて、「これで下げ止まりでは」と見る向きが強い。しかも、前述の通り、内銷房・外銷房の垣根が低くなってきていることから、これは「内シャオに外国人が投資できるようになるのでは?」という見方もできなくはない。 価格面で垣根の低くなったその延長に、あの頃のような外国人投資家による「上海不動産投資」が、再度復活することもあり得るのだろうか? 市場的にも底を打った感があり、これで下げ止まりという説も強い。としても、実際、外国からの投資が復活すると見るのは非現実的だ。復活するには、日本人投資家たちの負ったバブルの傷があまりにも深手すぎるのだ。香港・台湾人投資家にしても同様だろう。それ故に、外国人がナイシャオに投資するという動きには、直接結び付きそうにない。 では、果たして外国人が内銷房に手出しできるものなのか? 結論は、「今のところNO」である。法的にも根拠があり、外国人は内銷房を買えないことになっているとのことだ。 「知り合いの外国人が、内銷房を購入して住んでいる」というような、よく耳にするウワサも、その元を辿って聞き込むと、実際のところは、 「内銷房はあくまでも内銷房」なのだ。 (北倉亜沙) |