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在上海日本国総領事館 領事兼医務官 古閑比斗志

中高年の健康管理

「生活習慣病(成人病)」
  • 高血圧
     脳卒中の最大要因。
  • 糖尿病
     動脈硬化が急速に進行し、失明、腎不全に至る。
  • 高脂血症
     LDL↑、VLDL↑TG(中性脂肪)↑、HDL↓、脂肪肝を合併。
  • 肥満
     血液の粘張度↑TG↑、脂肪肝を合併。
  • 肝機能障害(アルコール性、脂肪肝、ウイルス性、自己免疫疾患等)
     上GOT↑,GPT↑,γGTP↑

<生活習慣病(成人病)の予防>
生活習慣病は動脈硬化の最大要因。そして、動脈硬化は心筋梗塞・脳卒中の原因になります。
生活習慣病(成人病)は、予防が一番です。

  • 理想体重は20歳の頃の体重を目安にする。(まず不可能)
     〜食事療法〜 アルコールの過剰摂取、規則正しい食事(一日3回)動物性脂肪を下げる。
     〜運動療法〜 3B(Brain Body Born)を鍛える。
    散歩万歩計の使用最低5000歩(目標一万歩)
    体操ラジオ体操、エアロビクス、腰痛体操、四十肩体操
    ゴルフ緊張しすぎないことが大切。
    水泳全身運動、心肺機能の改善(血圧低下)
    ジョギング
    縄跳び
    キャッチボール等
    自分にあった運動を心がける。
    睡眠
     (規則正しい生活)
    夜間に十分睡眠が取れない場合は日中に仮眠を取る。

  • 毎日のチェック項目
  • 便固さ、色、水に浮くかどうか。肝臓、消化管
    尿回数、匂い、色、出方(排尿時間)。腎臓、男性は前立腺
    眼瞼・白目黄疸、貧血のチェック
    色、舌苔、動き、「ベー」して舌が左右に曲がっていないかどうか
    爪・指色(貧血、動脈硬化、循環不全)
    手掌色 肝機能障害、カロチン血症
    肝機能障害(門脈圧亢進)
    下腿(向う脛)親指で押すとへこむのが浮腫
    閉眼時にふらつかないかどうか

    <症状別鑑別疾患>
    頭痛顎が胸につけば問題ない。頭痛かつ嘔吐や吐き気があり、顎が胸につかない時は髄膜炎やくも膜下出血を疑って直ぐ病院へ。
    だるい(全身倦怠感)白目が黄色くなっていれば黄疸。肝炎を疑い即日帰国。因みに中国国内では伝染病病院に入院治療となる。劇症肝炎になる前に日本で経過観察すべき。急性ウイルス肝炎の場合、初期の症状は風邪症状だけのことが多いので、注意が必要。B型肝炎はワクチン接種で予防すべき。
    胸が苦しい胸が締め付けられる感じが5分以内であれば狭心症の可能性あり。長い場合は心筋梗塞の可能性あり。心電図検査の必要あり。
    腹痛背中のほうも痛くかつ背中を曲げると痛みが和らぐ場合は膵炎の可能性あり。
    長く続く咳(2週間以上)でかつ微熱が継続する場合は結核も疑いきちんと検査すべき。

    (2000年11月27日記)


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