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上海ではホテル以外には、なかなか美味しいイタリアンにありつけないが、ここのパスタはOKです。
イタリアと言えばパスタ!ではなくトトカルチョ、そうサッカーを真っ先に思い浮かべる程のサッカー小僧なもので、イタリア人シェフがいらっしゃるとうかがい、セリエAの話なんかもできるかな?!とかなり期待してお店に入りました。
レンガ調でまとめられた内装は、まるでイタリア南部地方(かな?)の一軒家にお邪魔した感覚。ふと客席に目をやると、ヨーロピアンなご一家が大きなビザを囲んで楽しそうにお食事している風景。それが全く自然な光景に映るほど、「絵になる」お店という第一印象でございます。店員さんにお話を聞くと、いらっしゃるお客さんの7割近くが欧米人の方々で、その内の半数はやっぱりイタリア人の方だそうです。
奥の席に案内され、シェフのARMANDOさんの登場をお待ちしていた私。仕切り壁の向こうから現れたそのイタリア人シェフは、「あっロベルト・バッジオだ!」と声を出してしまいそうなくらいに似ていたもので、私の心はざわつきました。
気さくなバッジオもといARMANDOさんは、パスタの知識が乏しい私のために、茹でる前のパスタを大きなお皿の上に種類ごとに並べて持ってきて下さり、一つずつ丁寧に教えてくれる優しいアットホームなお人。
こんなに多くの形がパスタにあるなんて、知らなかった私は驚きましたが、本当に驚いたのは、「このパスタは全部自家製なんだよ!」という彼の言葉です。
「店の名前をよく見てごらん、Frescaって書いてあるだろう?これはフレッシュという意味なんだよ。つまりうちは毎日新鮮なパスタをお出しする店なのさ!」
なるほど、これが「Pasta Fresca De Salvatore」チェーン創業11年の秘密でもあり、オーナー・SALVATOREさんのモットーが込められた名前だったんですね。
その「Salvatore」チェーンですが、現在上海には、ここ衡山路店と虹橋・友誼商城内の2店舗。他にもシンガポールに5店、マレーシアに1店あり、今後は上海と香港に1店舗ずつ新規オープンする予定だそうです。
今にも鋭いシュートを放ちそうなARMANDOさんのお薦め料理は「ラザニア」。
濃厚な味わいのトマトソースとジューシーな挽き肉がパスタによって幾重にも重ねられ、ボリューム感たっぷりのこちらが、ARMANDOさんの一押しです。
そしてはずせないのが赤ワイン。お店にはイタリアから輸入された上質のワインが用意されているので、ワインが大好きなARMANDOさんに料理に合った1本をチョイスしてもらうといいかもしれません。だってワインの話をしている彼の目は、とっても輝いていましたから。
またデザートには、日本でも一時大ブームを起こしたあの「ティラミス」。
こちらは甘さ控えめでさっぱりしたお味。こってりソースのパスタやピザを食べた後の熱くなったお口には、ひんやりふんわりした食感が本当に爽やかに感じられます。
このティラミス、お味もさることながら、その盛り付けがとても綺麗!
ケーキのまわりにはココア・パウダーがたっぷり振り掛けられ、その横にはチョコレートとストロベリーのソースで一輪の花が描かれていました。
最後にARMANDOさんへ、パスタを料理する上での大事なものをおうかがいすると、
「まず一に味、味覚。次に経験を積む事。そしてファンタジーだ!」と。
やはり彼は、イタリア人の男の子が憧れる職業No.1の座を、サッカー選手と争う(推測)パスタシェフになった男。両職業に共通する重要なテーマはファンタジー性なのか!と一人納得してしまいました。
本格的なイタリア料理を、本場情緒溢れるお店で召し上がる。
ムーディーな夜を演出するには申し分のないお店かもしれません。
あれ?!ところでARMANDOさんとサッカーの話ってしたんだっけ?
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