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エクセルで上海ゴルフライフを2.5倍楽しもう!!
*その四 対数表示による将来スコア予測*
前回行った予想をまずご紹介しよう。
「10日移動平均は一時期20日移動平均より下に乖離して行ったのだが、再び上昇し20日移動平均に近づ
いてきて、今は20日移動平均とほぼ同じとなっている。このまま20日平均を突き抜ければ、前回説明した
「デッドクロス」の状態となり、力強いスコアの改善が望める。「新しいスイングが固まり、玉筋も安定
してくる」ということだろう(ただし10日移動平均が20日移動平均に跳ね返されて再び下降トレンドに入
る可能性もある)。
結果は、図7に示すように10日移動平均と20日移動平均がからみあった状態となっており、未だ新たな
傾向が見えてきていない。残念ながら前回予想の検証は次回に繰り越しである。10日移動平均と20日移動
平均が乖離していない状態が続くというのは、比較的長い期間にわたってスコアが伸びも落ちもしていな
いということだ。相場が膠着しているようなもので、こういう時は力が溜まっていき(ディーラー達の欲
求不満が溜まっていくのだろう)、動く時は大きく動く傾向にある。上に突き抜けるとしたら、「その
一」の回で予想した平均82のレベルまで一気に上昇する可能性がある。

前回予告したとおり、今回はH君の将来のスコア予想をするのだが、その前に先週説明したディフレン
シャルで描いたグラフのバリエーションについて述べておきたい。
何かの本で読んだのだが、運動能力というのは向上のスピードがだんだん遅くなり、それは対数グラフ
により近似できるという。ゴルフについては、130から120まではちょっと練習すれば一瞬で上達すること
ができる。100を切るのに苦労している人達がいるが、90を切れない人の方が圧倒的に多い。シングル一
歩手前に来てからシングルプレーヤーとなるには必至の練習が必要である。ゴルフも他のスポーツと同様
向上スピードがどんどん遅くなるのは明かだ。このことをグラフに反映したい。
実はエクセルの図を対数表示とするのはとっても簡単である。Y軸の上でクリックしY軸を選択した状態
としておきダブルクリック。すると「軸の書式設定」画面が現われる。ここで「目盛」を選択し「対数目
盛を表示する」をチェックするだけだ。これでY軸が対数表示される。ただしこれだけでは、グラフがミ
ミズのようにX軸近くを這うだけでなんだかわからない。これはY軸が10から100となっているためだ。こ
れまで書いてきたグラフではY軸を最小値を80から最大値を100くらいに設定してきたが、対数表示では最
小値、最大値は1、10、100、1000の中から選択することとなるのだ。そこでディフレンシャルによりコ
ントロールされたスコアではなくディフレンシャル自体を表示することとした(図8)。すると、これま
で上に凸だった移動平均のグラフがより直線に近づいてきた。

さて、将来のスコア予測の第一はこのグラフを使う方法だ。図8を印刷して、50日移動平均を近似でき
る直線をグラフ上に手書きで書き入れる。そしてこの直線を右へ伸ばしていくのだ。すると、X軸と交わ
るのは(つまりディフレンシャルが10(=コントロールされたスコアが82)平均となるのは)、グラフの
右端からグラフの横幅分をさらに右へ行った当りであることがわかる。このグラフには300ラウンド分の
スコアが記入されているから、さらに約300ラウンド程すれば平均スコア82程度のプレーヤーになれると
予測できる。H君は現在1年50ラウンドしているのでこのペースで行けば6年後となる。ではスクラッチプ
レーヤーとなるのは何時頃なのか?グラフをさらに右へ右へと伸ばしていき、グラフの縦軸の長さ分さら
に上へ登ればディフレンシャルが1(=コントロールされたスコアが73)平均となる。その時期は、300
ラウンドでグラフの縦軸を約6分の1ほど登ってきたことを考えると、300×6ラウンドに、ディフレン
シャル10平均のプレーヤーになるために要した300ラウンドを加え、合計2100ラウンド後である。1年50ラ
ウンド平均ということは42年後!!今30半ばのH君は70後半。70歳になれば体力の衰えというこのグラフ
が想定していない新たな要素が加わってしまうので、スクラッチプレーヤーとなるのは無理ということ
か。もし仕事をそっちのけにして1年に100ラウンドすれば21年である。これは可能かもしれない。気の遠
くなる話ではあるが。
(その五に続く)
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