| TOP/エクスプロア中国トラベル/内蒙古的大草原的旅日記/その3の中<大草原めざして> |
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なかなか簡単にはいかない草原への旅 |
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フフホトから出発して、どれくらいの時間を走ったであろう。ゆうに4時間はたっているに違いない。ようやく車は丘を上り、 草原らしい平原に入った。だが、ドライバーの様子がおかしい。何度も道に迷ってはひき返したりしている。最後には、 反対からやってくる車の運転手に道を聞く始末。
が、これがわれわれには幸いした。車が立ち往生している間に、われわれは「トイレタイム」を願い出たのだ。この4時間、
トイレにいく時間もなかった。とはいえ、外は見渡す限りの平原で、隠れるところもない。草むらにしても30センチある
かないかの低さ。われわれは四方に散って、用を足すことになった。
★大事なのは臨機応変な対応 行ったり来たりを繰り返しながら、車は平原のなかの一本道を走りつづける。 「あとどのくらいですか?」 「もう少しで着きます」 われわれの質問に、白さんが答える。 車は草原のなかのゲートに差し掛かった。馬が入りこまないようにするためだろうか、草原には延々と金網が設置されており、 その一部が開かれてゲートとなっている。そこには警備員らしき男たちが2、3人待機。ドライバーが降りて、 男たちと何やら話を始めた。 てっきりすぐにゲートが開くのと思いきや、ドライバーは車に乗りこむと、今来た道をひき返し始めた。どうやらゲートを くぐることはできないらしい。 「これから行こうとしていたパオは満員で行けないようです」 白さんの説明にあっけにとられているうちに、車はパオの集まっている別の場所に着いた。中心部分に大き目のパオが4つほどあり、 そこからわずかに離れたところには宿泊用と思われる小さいパオが数多くならんでいる。 なんだか高速道路のサービスステーションのような感じがして、私はてっきりそこで昼食を取り、態勢を立て直してから、 次の目的地に向かうものと思っていた。が、どうもそうではないらしい。 「最初の予定とは違いますが、こちらのパオに滞在しようと思います。ここは新しくオープンしたところで、 今日はわれわれしかいません。どうですか?」 白さんの言葉に、M君が確認するようにたずねる。 「予定していたところとここではどっちがいいんですか?」 「だいたい同じようなものですけど、こちらは誰もいないので寂しいかもしれません…」 「いえいえ、逆に人がいないほうが静かだし、草原をより満喫できると思いますので、ここでいいですよ」 向こうで別のガイドと話をしていたマークもここが気に入ったらしく、全員一致で、ここに滞在することにした。 時間はすでに昼の2時を過ぎていた。4時間を超す難儀な旅で、腰はボロボロになっていてもおかしくはない。ところがである。 パオの商業的なたたずまいに初めは少々がっかりしたものの、目の前に広がる牧畜用の池や広大な草原に魅了されたわれわれは車 から飛び降り、思う存分草原のきれいな空気を味わうことにした。 M君は身体いっぱい空気を吸い込むべく深く深呼吸。マークはさかんにカメラのシャッターを切っている。そして、 私はビデオを回す。腰の痛みなど、すっかり忘れてしまったようだ。
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