FEATURE/新天地・ファッションショー


「上海第7回国際時装文化節・閉幕式ファッションショー」

過日5月3日(木)、 新天地広場にて国際時装文化節の閉幕式が行われた。

この国際時装文化節は今回で7回目を数え、同期間中、上海の主だったデパートやイベント会場の至る所で特設ステージが設けられ、華やかなモデル達によるミニ・ファッションショーや有名タレントを招いたイベントなどが行われていた。

労働節期間中だったこともあり、街へお出かけの際にそのようなイベントを見かけたり、TVによる中継を自宅でご覧になっていた方も多いことだろう。

その国際時装文化節の閉幕を飾るセレモニーとして、香港有名デザイナー6人の競演によるファッションショーが開催されると聞き、しかも今上海の話題スポット・「新天地」で行われるとあらば!と休暇を返上して会場へ馳せ参じた。

まずは先に同閉幕式の会場となった新天地広場にて、少しふれておこう。

淮海中路から南へ少し下がったあたり、黄陂南路と馬当路との間に挟まれた3万平方メートルにも及ぶ広大な一角がそれである。

1920年代から続く歴史的な建築物である石庫門弄堂と呼ばれていた同地を、その当時の面影をそのままに、国際的なレストラン・商店などに改築。上海の過去と現在がうまく融合された新しいアミューズメント・スポットとして人気が高まっている。

まだ建設中の箇所も多いが、既にスターバックスコーヒーやVIDAL SASSOONショップなどのテナントはオープンしており、昼に夜にと賑わいを見せている。

今後10年もの長い年月をかけて、同区画にマンションや学校と言った居住区も建築し、
新しい上海市中心を構築する壮大な計画、それが「新天地」の全貌である。

さて話を本題のファッションショーに戻そう。

国際時装文化節の閉幕式とあり、会場にはTV局を始めとする上海の各メディアが多く集まっていた。

開演の数分前、貴賓席に盧湾区を司る政府関係者達が現れると、各メディアから彼らにフラッシュが浴びせられる。
あまりの取り上げように、その方面に明るくない私は彼らが今回のデザイナーなのか?!と勘違い。つられて一緒になって撮ってしまったのが左の写真である。

彼らの列席は今回のショーが一般的なイベントとは格付けが違うことの証とも言えるだろう。


今回のショーの為に香港からやって来た6人のファッションリーダー達は皆、香港アパレル業界で最先端を走るメジャーブランドを確立させている人気デザイナー。

そのTOPブランドの6人が一堂に会し、ファッションショーを開くと言うのは、香港でも未だ前例がないそうだ。
業界やマスメディアの注目度が高かったのも、納得がいくというものである。

さぁ肝心のお披露目された彼らのデザインだが、香港モードを代表する才能達の競演だけに、見る者を惹き付けて離さない鮮やかな色使いや、思わず口を開けて見とれてしまうような大胆なカットと、各デザイナーの個性がぶつかり合った、まさに閉幕式を彩るのに相応しい素晴らしいショーであった。

簡単に各デザイナーの作品をまとめると、

赤系の色をメインに、スパンコールを散りばめたデザインのArthur Lam
落ち着いたグレーを基調に、シックなデザインのBenny Yeung
ゴールドのゴージャスさに、大胆なシースルーがはっとさせれたLecilia Yau
黒を主体に、ロングスカートでまとめ大人のコーディネートを感じさせたLuLu Cheung
モノトーンの鮮やかなコントラストに、60年代テイストが取り入れられたKevin Yeung
紫系の情熱的な色とデザインで、溢れる程の躍動感を表現したWalter Ma

などと素人目で見た感想は上記のようだが、今回披露された多くの作品の中から特色の高かった物をピックアップしたので、 ご自身の目で確かめてもらいたい。

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今回のショーには16人の上海人モデルが出演。
彼女達は厳しい選考を勝ち残りステージに立っただけあり、スタイルは勿論、ウォーキングも見事な立居振舞で、観衆の視線を釘付けにさせるステージングであった。

モデルにお話しを聞くと、やはり彼女達にとっても彼ら6人がデザインする服を着られるのは、大変なキャリアとなるらしい。

過密なデザイナーの日程に合わせ、当日の1日しか準備時間がなかったという忙しさだったようだが、「上海にはないスタイルの服を着られてとても嬉しい!」とKiKi(モデル歴4年・22歳)は、そのノーブルな顔立ちに疲労の色すら見せず、笑顔で今回の感想を語ってくれた。


80年前から、ここ上海は大陸のファッション流行発信基地だった。

この国際時装文化節を機会に、大陸だけでなく、21世紀のアジア・ファッション・センターとしての地位を目指し、上海は更なる発展を掲げている。

今回のファッション・ショーを目の当たりにして、その目標が決して夢ではなく、あながち遠くない将来に実現するのでは?と思わされた。

数年後、パリ・コレやミラノ・コレと肩を並べて、「シャンハイ・コレクション」が世界的に注目されるような日が来るのかもしれない。
そんな期待を感じた 「上海第7回国際時装文化節・閉幕式ファッションショー」であった。



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