エクスプロア上海TOPへ TOP > 連載 > 中国・知っておいたほうがいい法律知識 > アルバイト

中国・知っておいたほうがいい法律知識

アルバイト


意外と思われるかもしれませんが、現在上海ではアルバイトは原則として存在しません。ファーストフードで働いている時給○○○元の女の子も皆正式に雇われている従業員であることが原則です。例外として、学生アルバイトだけは法律上も認められています。ところが実際には、お手伝いさんや中国語の家庭教師を頼むと、結構アルバイトでしてくれるケースがあります。法律的には認められていないアルバイトも実際には多く行われているのが実情の様です。

しかしアルバイトで一番怖いのは仕事中の怪我です。正式な雇用ですと労災保険も付いていますから万が一不幸にして仕事中に怪我をした場合も最小限の保障があり、雇い主も経済的な負担を多く負わなくてもすみます。ところが、アルバイトの場合、労災保険がありませんから、仕事中に怪我をした場合、雇い主が100%治療費等を負担しなければならない恐れがあります。お手伝いさんの場合は通勤途中、家事をしている時に怪我をする可能性がありますし、家庭教師でも通勤途中に事故に遭う可能性がありますので、アルバイトは非常にリスクを持っているわけです。そこで、こうしたお手伝いさんや家庭教師もアルバイトでなく正式な雇用契約を結んで雇い、労災保険等に加入するのが万一の場合のリスクを最も少なくできる方法でしょう。

直接の雇用は保険料の支払などが雇い主自ら行わなければならず繁雑で実際的ではないので、保険等に関する手続きをすべて代行してくれる服務公司(人材派遣業者)を利用するもの一つの手かと思います。

この服務公司は会社だけでなく個人でも雇い主として利用することが可能ですので、雇い主のリスクやアルバイトをする本人の保障を考慮すると是非利用したいものです。又、人材派遣といっても自分が見つけた人を派遣社員として登録できますので、実際には直接雇う間隔で利用できます。

心配な雇い主の経済的な負担としては、給与と服務公司へ支払う費用合計で給与の1.5倍程度ですみますし、こちらの人件費が平均賃金で約1,000人民元少々(=約13,000日本円)を考えるとリスクへの保険として高いとは思えません。
 

中国でお手伝いさんや家庭教師を雇うときは、是非1度ご検討されるといいでしょう。■

(2000年10月掲載)



エクスプロア上海TOP] [中国・知っておいたほうがいい法律知識 目次

Copyright since 1998 Shanghai Explorer
Supported by Bridge Web