我是大学生〜中医薬大学の教室より〜

食生活

 留学生にとっても、中国人の学生にとってもやはり大きな問題の一つに挙がるのは、食事ではないでしょうか。なぜ中国人の学生も問題になるのか?というのは、この広大な国土の中国、地域による嗜好が大きく異なるために、みんなそれぞれが一様に文句をいっております。あぶらっぽい、塩辛い、口に合わない、などなど。あと忘れてはいけないのは宗教の問題です。中華料理はご存知のように一般的に豚肉とは切っても切り離せません。町中で、「清真」の看板を掲げた料理店を見かけたことがありませんか?そうです。これらの店は豚肉を一切提供しません。イスラム教徒のために我々の大学にも豚肉料理を一切出さないコーナーが設けられてるのです。とはいってもすべての学生がそう言った事情を理解しているとは限りません。先日要約すれば「このコーナーは、民族を尊重するために、豚肉を提供しないところです」という張り紙も見かけました。

 さて食事の方法は簡単です。まず白いご飯のところに並び、ご飯を原則持参の器に入れてもらいます。1両(50g)で0.2元(約7.5円)なんですが、実際のところかなり目分量でご飯を入れてくれますので、倍近くは入っていると思います。男の学生は3から4両は軽く食べます。女性で2両ぐらいが標準です。そのあとそのご飯の上に、人によってはご飯の下に、おかずを載せてもらいます。おかずは結構種類があり、15種類はあります。もちろん全部中華料理。一人分の分量がすさまじく、おなじみの白色のボールのような器があっという間に一杯になってしまいます。スープもありますので、大抵学生はおわんを2つ持って行っています。この持参の容器というのは私が上海に初めて来たとき、環境保護の面からもすばらしいことだと思いました。ところがあれから数年たった今日、学生たちの手にはぼちぼちと白い発泡スチロールの使い捨て容器が・・・・。

 支払いは学生はプリペードカードを持っていて、それを機械に通して終わり。大体一食5元前後(75円)が標準みたいです。朝は豚まんなどの点心、豆乳、おかゆなど、一般的な朝食がかなり安価ですべてそろいます。

 お昼は11:30から、夜は4:30から。学生数が多いので、早く行かないと残り物しかありつけません。そのため、先生によっては授業と授業の間の休憩をなくして、その分お昼のために早めに授業を切り上げてくれます。先生も我々の食堂を利用しますので、死活問題なのです。これは実は学校の規定違反らしいのですが、背に腹は変えられないって先生が言ってました。夜に関しては、夜食という形で、6:30以降も麺類、ぜんざい、おかゆ、点心などを提供しています。冬場のこのぜんざいは最高です。日本のそれとよく似ていますが、クリ、小豆以外にも、はと麦、ナツメなど体にいい中薬も入っています。餅は入っていませんが。

 5元前後なら、町の弁当屋にも行けるのでは?とお思いでしょうが、やはり中国人の学生は一番に衛生面に気を使っているみたいです。外の弁当屋にいく学生は留学生ばかり。皆さんも白い使い捨て容器に入れてくれる屋外の弁当屋にはくれぐれもご注意ください。

 このように書くと、なかなかいい食堂に思われるかもしれませんが、さすがに4年も5年も同じ食堂に毎日通ってくると飽きてくると学生が漏らしていました。ある友達も食堂に入るだけで、食欲がなくなるとか・・・。とくに日ごろおいしいものを家に帰って食べることの出来る上海人の女の子の評価は厳しいものです。「じゃ、何をたべるの?」って聞くと「カップラーメン、ビスケット、ヨーグルト、某コンビニの弁当。お菓子・・・・」どこの国も若者が抱える食生活の問題は同じのようです。ひょっとしてこの努力が(?!)上海小姐のスタイルの良さの秘密なのかもしれません。

(山之内 淳)


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