我是大学生〜中医薬大学の教室より〜

授業風景 その2 講義のマナー

 この文章が掲載されるころには国慶節も明けてることと思いますが、みなさんはどのようにお過ごしになりましたか?
 我々大学生も7日間の大型連休となりました(ただし週明けの土曜日、日曜日には振替ということでしっかりと授業があります)。上海人や、上海近郊に住んでいる学生はみんな帰宅し、大学の寮に残っている学生たちもそれぞれ旅行を計画したり、各々の休みを楽しんでいるようです。休み前の9月30日の講義は平常だったものの、先生も学生もなんか落ち着きがなく、「明日から休みだ」といってさっさと講義を切り上げてしまう先生もいるありさま。そのために「あとで補講はいやだよ・・・」ってなことを考えているのは私だけでしょうか?でも学校が中国人学生に学校食堂の無料クーポンを渡したりして、なにかと国慶節のお祭り気分を盛り上げていました。

 さて、我々の大学の講義は、基本的には日本のように先生が淡々と話しをするというのが基本ですが、先生が結構ウケを狙ったりするので、講義は盛り上がることも多々です。とは言うもののそれでは学生が寝てしまうので、ときどき無差別で「ご指名」があります。ご指名されると、答えを知らなくても、寝てようとも、学生はガバっと立ちあがり、堂々と先生の質問に答えます。面白いのは、日本では結構「分かりません」の一言をよく使うものですが、中国ではめったにそのような光景に出会いません。出たら目であろうと、なんであろうと、学生は必ず何らかの答えを大きな声で言います。とにかく黙っていてはだめだ、ということは分かりました。

   中国は人に会ったとき、必ず靴を見る、というぐらい履物には注意がいっているようです。これは日本人がよく侵す過ちだそうですが、講義室にはいるときにツッカケで(スリッパ)いくのはご法度です。日本では、わざわざ学校の玄関で上履きもしくはスリッパに履き替えますが、これも文化の違いです。ツッカケで授業を受けるのは先生に対してかなり失礼な行為なのです。ところがこれにも最近、変化が出てきているようです。その原因は近頃のサンダルブームです。女学生を中心に大学でもはやってますが、これは許されるみたいです。つまりある程度おしゃれだったら良いということでしょうか。しかし上海地下鉄の乗車規定の中にもありましたが、「ランニングシャツだけ、裸、はだし、・・・・・、スリッパでの乗車禁止」というのもその流れですね。

 日本の学校では、先生によってはよく飲料水、お茶の持込を禁止にしてますが、中国ではまったく構いません。日本では先生が「先生ものどがカラカラで喋っているのに、なのに何事!」というのが常套句ですが、中国では先生もポットやインスタントコーヒーのビンにお茶をいれて、時には飲みながら講義してますから。なにより喉の渇きには学生も結構気を使っているのがよく分かります。以前は学生も使用済みのビンに飲み物を入れている学生が多かったのですが、この頃は学生用の透明のプラスチック製の飲み物入れが発売され、大ブームに。加えて日系某メーカーのウーロン茶、それも無糖タイプをひっさげている学生も沢山見かけるようになりました。容器の中に入っている飲み物の種類も面白いです。お湯、お茶はもちろん、ジュース、スキムミルク、豆乳、お茶でも清熱作用のある菊花、赤い小さな実のクコなどを混ぜたり、テスト前には補気作用のある人参を入れたりしている学生もいます。
 しかし食べ物は厳禁です。後ろのほうでは隠れてアイスクリームや点心を食べている学生もいますが、食べ物はさすがにご法度です。

 講義室にはマイクはありませんので、授業中は非常に静かです。学生同士がお互い気を使っているのはよく分かります。

 次回は大学生の食生活について書こうと思っています。

(山之内 淳)


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