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スーパー食いしん坊達

第4回検証会-蟹料理専門店蟹林閣


編集注:本店は2002年末に閉店しました。
その他の上海の蟹専門店は上海蟹を楽しむをご覧ください。

 11月6日に第4回検証会を行いました。これまでの検証会は「スーパー食いしん坊達」に掲載された料理や店を検証するというものでしたが、今回は、過去に書かれてはいないものの、上海蟹のシーズン真っ盛りということで、特別に蟹料理専門店「蟹林閣」を採り上げることとしました。

 上海の秋の味覚である上海蟹を味わう店としては「王宝和」が有名ですが、最近は「蟹林閣」も有名であり、「王宝和」に迫る人気を得るに至っているようです。

 スーパー食いしん坊達メンバーで参加して下さったのは、九知福神氏・美雪山氏・ちかぞう氏・KONOK氏、そして私仲蔡です。

 今回注文したのは、蔬菜色拉、黄豆筍脯、水晶糠藕、香菜素鶏、蟹粉豆腐、肉蟹粉絲、清蒸大閘蟹、海鮮湯面、水晶蝦仁、他で、料金は2,279元でした。スタッフも入れて全部で9人が参加しましたので、1人当たりでは約250元。上海で食べる中華料理としては安くはないですが、これは蟹を注文しているためです。

(なお実を言えば、今回はスタッフの慰労会をも兼ねたため話題が『食』以外にも分散し、ここに食関係の話題をピックアップしてまとめてみると、過去の検証会に比べ短い文章となった点否めません。お許し下さい)





<水晶糠藕、香菜素鶏>

K(KONOK):「水晶糠藕」はレンコンの酢漬けですね。どうも歯に引っかかる感じですね。
九(九知福神):日本では煮てありますよね。これはナマ。
仲(仲蔡):うまいとは言えないですね。味に深みがないし、歯ざわりも悪い。
ち(ちかぞう):さとうきびのよう。
美(美雪山)):そうですね。私もあまり好きではない。

仲:「香菜素鶏」の材料は何ですか
九:豆腐と香菜ですよ。
仲:しかし、料理の名に「鶏」と書いてありますけど。鳥は入っていないのですか。
九:いやだなあ。「素」は精進料理のことですよ。豆腐が鳥のような味になるように工夫されているのです。精進料理といえば、上海では「功徳林」が有名ですね。蟹をニンジンで模した料理などなかなかいけますよ。

(編集注:『功徳林』住所:南京西路445号。電話:6327-0218)


<清蒸大閘蟹>

K:さあ、メインの上海蟹です。足に毛が生えているのと生えていないのではずいぶん違いますよね。味がかなり違う。
九:先日、お客さんを案内して陽澄湖まで蟹を買いに行ったのですが、実は陽澄湖産ではないニセモノだらけでした。たまたまその時にニセモノが多かったのかもしれませんが、他のところで採れたモノを1週間だけ陽澄湖に入れて上海蟹として売っているということも少なくはないようです。
K:最近は、蟹への投資というのも多いようですね。投資家が卵を買い、それを漁民に貸し、育てさせ、業者が販売するというものです。
仲:日本の肉牛のようなシステムでしょうけど、日本で詐欺が見られたことを思うと、騙されることも多そうですねえ。
 ところで今日はなぜこの店を選んだのですか?上海蟹と言えば『王宝和』が老舗ですけど。
編集H:大阪市上海事務所のホームページがあるのですが、そこで紹介されていたのです。「安くて美味しい」とストレートに書いてあるのですが、その言葉に惹かれて。
仲:ところで、蟹ミソって何なんでしょうかね。
美:卵ですか?
仲:ミソは雄にもあるから卵ということはないでしょう。
九:(ウェイトレスに向かって)小姐。蟹ミソって何なの?
ウェイトレス:黄(Huang)といいます。
九:いや、何て呼ぶかではなくて、どういう機能を持ったものかを聞きたいんだよ。
ウェイトレス:わかりません。

(編集注:後に九知福神氏が調べたところによると、蟹ミソは肝臓の部分であるとのことでした)

K:上海蟹は昔に比べればずいぶん安くなりましたよね。九知福神さんが上海に来たころはいくらくらいでした。
九:私が上海に来たのは2年前ですけれど、レストランで食べれば1匹250元くらいすることもあったと思います。しかし翌年にはかなり安くなった。
K:そうですね。昔は200元以上することもよくありましたけど、今では増産が進み、30元くらいで食べられることもありますよね。


<蝦蟹潅湯球>

K:最近豫園の小龍包の味が落ちたと思いませんか。
九:いかにも冷凍ものという感じですね。
K:南翔の解放飯店の小龍包はおいしいですね。
仲:さて「蝦蟹潅湯球」が出てきました。蝦肉と蟹肉のダンゴですね。うーん。おいしいというには辛すぎるように思います。
美:ところでいつも思うのですが、蟹料理は、やはり日本のものの方がおいしいですよね。
仲:私は北海道で勤務したことがあるのですが、上海に来てしばらくは「上海蟹は北海道の蟹の足元にも及ばない」と思っていた時期がありました。しかししばらくして気付いたのは、上海蟹はミソを食べるものだということです。要はウニを食べるような感覚ですね。接待で上海蟹を食べる機会が多くなると、もう足の部分は食べないですよ。
K:足の部分もなかなかおいしいと思いますよ。
仲:面倒くささが耐えられない。
K:足の両端を切って、爪で中身を押し出すんですよ。
仲:(爪のとがった部分で押してみて)それは知っていますけど、うまく出ないですよ。
K:いや、爪のとがっている方ではなくて、つけ根の方で押すんです。
仲:(爪のつけ根で押してみて)なるほど。そうすればうまくいきますね。


<蝦肉泡飯>

九:とろみが強いですね。上海風にとろみはいらないでしょう。
K:そうですね。薄味のイメージだったのですが。
仲:ちょっと足りないので餃子を注文してみましょう。

九:この餃子はおいしい。
仲:どうおいしいですか。
ち:脂っこいように思いますが。
九:中にスープが入っていますね。これがおいしい。またまわりの皮がパリっと揚がっているのがいい。
仲:「上海でおいしいものを食べるパーティー」の第二回目の準備の方はいかがですか。
九:値段交渉中です。店からは888元と言われているのですが、上海では888元は高いというイメージになるので、何とか安くする方法を検討中です。
仲:今回のテーマは何ですか。
九:カキです。フランス人はこの時期になると妙に母国への出張に行く人が増えますが、ワインとカキを楽しみに出張を無理やり作るということも多いようですよ。カキを直輸入でもってきますし、またワイン1本が400元くらいしますので、どうしてもそのくらいの価格になってしまう。
美:888元といえば、日本円で言えば1万円ちょっとですよね。高いとは言えないですね。
九:上海エクスプローラーからなんとか援助はでないですか。
編集H:考えましょう。
九:少なくとも女性については安くできる方法を考えたいと思います。
仲:最近よく思うのは、上海でもおいしいものを食べられるようになりましたよね。私が上海に来た5年前には考えられなかったことです。朝ゴルフをして、夕方に乗馬かテニスをし、夕食はうまいフランス料理とワイン、そして足裏マッサージへ、なんていう贅沢もできますよね。

(その後は、主に上海での贅沢の話題に終始し、食の話題を外れていってしまいました)


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