エクスプロア上海 上海TOP連載記事ゴジラママからの手紙(上海子育て奮闘記)

ゴジラママからの手紙(上海子育て奮闘記)

【98】ゴジラPTAに…!


 ミニラの幼稚園生活もひと月を過ぎました。が、風邪をひいたり、もともと隔日で通っているためまだまだ慣れないですな。タクシーで送っていくときはしっかりとしがみついているし、以前にもまして「だっこ、だっこ」とせがむようになりました。友人が「幼稚園行き始めのころはいろいろわがままを言うけど聞いてあげたほうがいいよ。」と忠告してくれたので、それをなるべく守ろうとしているゴジラです。幼稚園の門をくぐっても、ミニラを抱きかかえたままえっさか教室まで行きます。しかしそれをいつもにがにがしそうに見守っているのは門番のおじさん。一度いいかげん見かねたのか「何抱っこして来てんの。歩かせなさい。」と言われましたが、そりゃできるもんならそうしたい。しかし本当にコアラになったようにしっかりしがみついているミニラをひきはがすこともできません。

 そんなミニラを尻目に(尻目にっていうか、ま、大人だからね)、ゴジラはPTAの役員なんか仰せつかっちゃいましたよ。もともと共働きが多い学校だから専業主婦のゴジラには回ってくる確率高かったんだけど、何しろ役員を決めるときに我がクラスの出席者はゴジラを含め2人。一人はまったく中国語の分からない人だったので、ゴジラのほうにお鉢が回ってきたのです。ゴジラはまだ幼稚園の様子すら分からない状態でしたが、とても断れる状況でなかったのと、ま、これも経験、ということで引き受けることにしました。
 考えてみると6年前、交通大学で留学生とともに中国語を勉強していたとき、中国人の友人がほしくてしょうがなかった(クラスは一人の韓国人を除いて全員日本人。当然教室の主要言語は日本語だった)。どうやったら友達ができるかと、中国人の多いマンションに越してみたり、家庭教師から発展して友達になってもらおうとおもったり、いろいろと画策しましたが結局かなわなかった。今現在もどちらかといえば中国語を話す機会は減っています。それがどうでしょ、PTA役員会議は中国語で行われるため、願っても無い中国語接触の機会ではありませんか。おなじPTA同志ということで友達もできるかもしれないし…。

 と、いうプラス思考でゴジラPTA役員になりました。なっておどろいたのは中国の会議はうわさに違わぬ長時間会議ということ。それに結構エキサイトする。西洋人の先生なんかも、さすがディベートのお国柄、ちっちゃな問題でも膨らむ膨らむ。一度なんかいろいろな行事の際、両親が子供の写真をとるのにどうしてあげたら良いか(どこか場所を設けてあげるとか、舞台を写真を撮りやすいように設置するとか)、という問題で30分くらい議論になった時はほんと参った。しかもそれぞれがワーッと自分の意見を隣の人に話し出すし。いいけど。でも割と日本式の秩序だった(一方であまり面白くないとも言える)会議になれていたゴジラは相当面食らいましたし、語学力の壁もあって口が挟めませんでした。しかし西洋人の先生は語学の差をものともせず、時折英語を交えたゆっくりとした中国語で、みんなに言い聞かせるようにしていたからたいしものね。要は伝える気があればなんとかなるのだということが分かりました。勉強になった。

 こんな風なPTA役員生活(生活ってほどでもないか)。ゴジラもがんばるからミニラもがんばって…!

(玉乃 わいん)


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