エクスプロア上海 上海TOP連載記事ゴジラママからの手紙(上海子育て奮闘記)

ゴジラママからの手紙(上海子育て奮闘記)

【71】駐在員マダムたちの優雅な生活


 すこし前のことになりますが、日本で双子の男の子が転落死するという悲しい事故がありましたね。日本ではどういうことになっているかは分かりませんが、私の周りではお母さんに同情的な意見が多いです。3歳でしょ、しかも男の子でしょ、おまけに双子でしょ、一緒に買い物に連れて行くのがどれだけ大変なことか。ミニラ(女の子、2歳)を買い物に連れて行くのだってうんざりするため、ゴジラだけで出かけて(もちろんアイさんにみていてもらう)夕食の材料を買いに行くことなどしょっちゅうです。一緒に行けば卵を割ろうとする、売り物のグミとかチョコとか柔らかいものを箱の上から握り潰す(しかもミニラは決してそういうお菓子を食べない)、必要ない野菜も次から次へとってくる…。30分で済む買い物が、店から連れ出すのに軽く一時間半はかかります。しかも強制連行するためミニラは泣き喚く、荷物を持って体重12キロのミニラを抱えて走るゴジラはくたくた…もう晩御飯作る気力などのこりませえん。しかしゴジラにはアイさんにミニラを見ていてもらう、またはアイさんに買い物をしてきてもらう、または外食する、最悪お弁当を配達してもらう、という選択肢がありますが、日本ではそういうこと難しいですよね。(外食や店屋物というのも、日本ではあまり頻繁にしませんよね)。宅配もまだあまり定着していないし、お隣に頼むと言うのもプライベート重視の現代社会ではとっても難しい。詳しい事情は分かりませんし、異論はあると思いますが、ゴジラにはこのお母さんの行為を責めることはできません。

 で、上海ですが、ゴジラも自分のことを結構優雅な子育てと思っていましたが、まーだまだ。上には上がおりました。もちろん、住み込みのアイさんを雇って夜も楽をしている、という人も少数ですがおります。しかしこの場合夜も他人がいるということで少々気を遣いますな。ゴジラがうらやましかったのは、一週間とか子供を見ていてもらって、おとなだけで旅行に行くと言うのは優雅ですよね。(こういうのは、日本人以外の駐在員マダムに多い)。夜はその場合アイさんに泊まってもらって、とか夜はご主人が交代で子供を見ていてくれる(ということはママ達は友人と旅行が出来るのだ!)と言う人もいました。またフィリピン人など外国人メイドさんを雇っている人は旅行にも一緒に連れていって(彼らはパスポートがあるから)、子連れでもやっぱり優雅な旅行ができるわけだ。ゴジラの友人の中には「一日でいいから、夜に友達と飲みへ行ったりしたい。」と言っている人がいて「いやー子供が修学旅行に行くまで無理よね」とか言っていたのですが、可愛い願いです。優雅なマダムたちにしてみれば「どうして?飲みに行けば?」ってなもんですよね。「子供には母親が必要で常に一緒にいてあげなければかわいそう」というのは日本にしっかりと根づいた固定観念なのでしょうか…。

 まあ上記の話は極論かも知れませんが(上海マダムの間では決して極論ではありませんが)、日本では確かに非常に子育てし難い状況になっていきているとゴジラは感じます。
いろいろ便利になっているのですからそういう所も改善されるといいですね。

(玉乃 わいん)


[上海TOPページ] [連載記事TOPへ戻る][BACK]

Copyright 1998-2002 Shanghai Explorer
Supported by Bridge SSL