エクスプロア上海 上海TOP連載記事ゴジラママからの手紙(上海子育て奮闘記)

ゴジラママからの手紙(上海子育て奮闘記)

【64】レッツトライ!パークカジュアル。


 いやー春ですなー。あるときはプールへいけるくらい暑く、またある時はコートがいるかな、と思うくらい寒い。この温度差で子供もおとなも風邪をひく。これが上海の春です。そしてこの時期になるとおしゃれが楽しくなる。春物夏物にむけて皆さん準備中ですね。

 ところでVERYという日本のファッション雑誌ご存知ですよね。ちょっとおハイソではあるけど、私たちのようなやんちゃざかりの子持ちの世代をターゲットにしている特集が多く、愛読している方も多いでしょう。しかしこのおしゃれな雑誌にかかると面白いですね。幼稚園などの送り迎えに来ていく服が「バスストップファッション」、すっぴんで密かに出かけるときの服装は「ノーメークカジュアル」、そして公園に来ていく服がなんと「パークカジュアル」!カタカナの魔法ですな。もう「パークカジュアル」などといわれた日にはヨレヨレトレーナーとぶかぶかジーンズでは公園へはいけません、て感じですよね。

 さ、そんなこんなで公園着にこまっているあなた!上海には奥の手があるではありませんか。そう、オーダーメードですよ。布は最近それこそ種類も豊富になってきているし「裁縫」と呼ばれるテイラーが有り余るほどいます。家まで来てくれる人もいれば、こちらから生地をもってたのみにいかなければならない人もいます。家に訪問してくれる人で割と人気があるのが言わずと知れた高さん。彼は日本語もできるし(特に専門用語に強い。「ダブル幅」とか「スリット」とか「ギャザー」とか…当たり前か)、長年日本人を相手にしているだけあってセンスを分かっている。それから承さん、孫さんあたりですかね。まだまだいるようですがわりとポピュラーなのはこの3人でしょうか。ただ欠点は値段があってないような、よく分からない値決めの仕方ですね、まあ言われた通り払ってしまうのですが、その都度詳しく内訳を聞いてメモしておくとよいですよね。こちらからたずねていく所はそれこそ数限りなくあるのでなんとも言えませんが、だいたい生地を売っている所は裁縫もしてくれますよね。

 それから生地です。「真絲大王」はあちこちにありますがやはり天平路の店がとても大きいですね。それから老舗の「老介福」、化繊なども充実しています。あと布市場に行けば小売りよりも大分安く生地が手に入ります。有名な所ではやはり「董家渡路」か「王家碼頭街」の市場、また曹安路や新龍華の軽紡績市場が大きく品揃えもありますな。こういう場所では値切るのをお忘れなく。

 で、ゴジラも数限りなくオーダーメードで服を作ってまいりましたが、すごく気に入ったものもあれば、袖も通さなかったものもあります。これは「裁縫」のセンスや腕が悪かった場合もあれば、ゴジラの趣味に走りすぎて普段は着られない服だったということもあります(「それパーティードレス?」というような服やひらひらしすぎているものなど)。最近の上海ではショップの中の洋服もなかなかのもので色やデザインも豊富になってきている。数年前はTシャツですら普通の色、白とかベージュとかグレーとか探すのも難しかった。正直なところ今は作るより買ったほうがはるかにセンスもよく値段も割安ですむ、ゴジラの場合は特に。

 ま、でも生地を買って何を作るか雑誌をめくってあれこれ想像し、出来上がってくるまでわくわくできる…これは服を買うだけではえられないオーダーメードの醍醐味ですよね。これが味わいたいがためにゴジラは今日も生地を買いに出かけて行くのです。

(玉乃 わいん)


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