エクスプロア上海 上海TOP連載記事ゴジラママからの手紙(上海子育て奮闘記)

ゴジラママからの手紙(上海子育て奮闘記)

【33】言葉のツボにはまったミニラ

 あーノイローゼになりそうー。朝から晩まで「いやー。いやー。」、そして子供特有の金切り声。言葉が出てくると「いや」とか「ばか」とか「うんこ」とか、なんか良くない言葉をおぼえてやたら使うようになる時期がくるとは聞いていたけど、それがこんなに早くやってこようとは…。

 それは数人の友達と作っている育児サークルの定例活動がきっかけでした。比較的ミニラよりも年上の子供が多いため、当然言葉も発達している。そのなかでちょうどいま「いや。」に凝っている子がいて、「いやばっかりいってはいけません!」ってママからは叱られていたのですが、その「いや!」を聞いたミニラ、その響きがとてもとても心地よかったようでその日以来すっかり「いや」にはまってしまったのでございます。     
 思えばこのゴジラもいけなかった。食事のときでもなんでも「これ食べる?いや?」って何度も聞いていた。このときから「いや」は蓄積されていたのであろう。いまから考えたら「これ食べる?いい?」って聞けば良かった。そしたらきっと「いい」が蓄積されたかもしれない(?)。とにかくミニラのはまりかたは半端じゃなく「いや」を歌詞にして歌まで歌っている。でもものの本によると、こういう時に母親があわてたり、しかったりするとかえって子供がおもしろがってやめなくなるということなので、なるべく無視するようにはしていますが…。
 それからあの金切り声。ゴジラは子なしのころ、子供嫌いだったせいもあり、とくにあの子供特有の金切り声をきくと身の毛もよだつ思いでした。一体こんな声を出す子供を育てているのはどんな母親だ、顔が見てみたい!と思っていましたが…こんな顔でした。でもね、言わせてもらえばこれって躾関係ないと思うんですよ。だってうちのなかでゴジラは少なくとも金切り声をあげたことはないし、アイさんも夫も割と静かなたちだし。でもなぜかミニラは金切り声を学習してしまったんですね。やっぱり子供って生まれ持った何かがあると思う。そして環境でふれていくものがその子のツボにはまるとしっかり学習してしまうんでしょうね。ミニラのこの天性の気の強さと反発精神は、夫譲り(悪い所は大体夫ゆずり、ということで納得しているゴジラ)、そしてツボにはまって学習してしまうものは仕方がない、といって責任回避しています。でもほんと、子供の金切り声って迷惑ですよねー。

 余談ですが、ミニラは大好きな味噌汁をお椀ですすれるようになって(半分以上ダーッてこぼしてはいるが)得意になって飲んでいるんですが、飲み終わると「まっ。」て言うんですよ。これ、なんだかわかります?そう、上海語で「ない、なくなった。」の意味ですね。ゴジラはおおあわてで「『まっ』じゃなくて『ない』。」って教えなおして、アイさんにも「日本語を使えとは言わないから、せめて普通話を使ってくれ。」と頼みました。アイさんは「私は普通話を使っているけど…あ、時々上海語も言ってしまったかも!」と言っていましたがミニラがこれだけ頻繁に使うからには時々どころかしょっちゅう使っているに違いない、とゴジラはにらんでい ます。まあそれはいいとして上海語も短くてミニラには響きが心地よかったんでしょうね。
 ツボに入りました。  

(玉乃 わいん)


[上海TOPページ] [連載記事TOPへ戻る][BACK]

Copyright 1998-2002 Shanghai Explorer
Supported by Bridge Web