エクスプロア上海 上海TOP連載記事ゴジラママからの手紙(上海子育て奮闘記)

ゴジラママからの手紙(上海子育て奮闘記)

【17】病院どこへ行く?

 この冬、ロタウイルス下痢症(主に乳幼児)が上海在住の日本人の子供にはやりましたよね。ゴジラはちょっとおびえておりました。もともと小心者なのでちょっとミニラのうんちがゆるいだけで「し、しまった、とうとうミニラもやられたか!」などと戦々恐々としておりました。結果ロタにはかからなかったものの、なんか痢症にかかり、病院に駆け込んだ後、10日続けて下痢してしまいましたけどね…。ロタは免疫ができないということで、友人のお子さんのなかには3回もかかった子がいて、かわいそうでした、親にもうつるしね。かかってしまったら水分補給を怠らず、早めに病院に連れて行くことが大切とのことですが、何にしても。

 さて、その病院ですよね。0〜1,2歳児を抱える親にとって(もちろんその他の方にも)病院の善し悪しは大問題。日本でもちょっとした病院の対応のまずさで問題になっているケースも多いだけに心配ですよね。上海にはいくつかの外国人用の病院と、現地の病院の外人病棟とがあります。幸いミニラはまだ大きな病気にもかからず、経験したのは予防接種と健診で行ったいくつかの病院だけですので(もちろんゴジラは漢方から西洋医までいろいろ経験あります)、少ないですがそこのお話をさせていただきましょう。

 まず日本人を主な対象にしている某病院。ミニラはここに3ヶ月健診を受けに参りました。先生はとても優しく丁寧にいろいろと説明してくださいました。が、体重を量る番になって、おむつイッチョになったミニラを抱いた先生が、あのお風呂屋さんでかつて見たような体重計に乗り「んー私の体重が〜キロだから…」と、計算しているのには驚いた!さらにミニラのおっぱいをみて「うーん、このように陥没のおっぱいだと将来お母さんになったときに苦労するから今から引っ張っておいてあげてください。」とおっぱいマッサージをされたところでゴジラはパーンチを受けてしまいました。…それからは行っていません…が、断っておきますが病院はきれいだし、先生も親切な方でした。友人の評判も悪くありません。私のよう経験をするのはまれかもしれません、念のため。

 つぎに予防接種でゴジラが向かったのは外国人を主な対象にしている某病院。ミニラにポリオ一回目を受けさせるためでした。この時点でミニラは5ヶ月、BCGだけ済ませておりましたが、これをきいた先生、「OH NO!」とは言いませんでしたがそういう顔をして、中国における外国人の子供の予防接種スケジュールを見せてくださいました。これによると、ミニラはとっくにB型肝炎も、ポリオも、三種混合の予防接種一回目も済ませていなければならず、先生は今から間に合わせるためには5種混合(3種混合とインフルエンザとポリオ、だったかな)を勧めてきました。ゴジラが渋っていると先生は笑顔で、しかし(この分からず屋の東洋人め!)という表情もちょっと浮かべながら「ここは発展途上の国、中国だよ。日本とは事情が違うんだ。ま、決めるのはあなたです。私たちには強制はできない。しかし私自身の子供はこのスケジュールにしたがってすべての予防接種を済ませている、私が何を言いたいかわかるね。」と、大人の決断を求めてきました。ここでゴジラはもう少しで「お願いします!」と、叫ぶところでしたが、これまで友人の中で日本のスケジュールにしたがったために子供が大変なことになった、とか聞いたことがないことを思い出し、勇気をもって「今日はポリオだけで結構です。」と申し上げました。先生は「そうですか、あなたの判断に任せますよ。」といってさっさと行ってしまいましたが、そのときのゴジラは大変なプレッシャーでした。ミニラに何かあったら私の責任なんだ!と痛感しました。今では大きな問題もないし、これで良かったと思っていますが、あの先生のおっしゃったことにも一理あります。やはり日本と全く同じように考えているのは甘いかもしれません。インターネットで調べてみると、ポリオを2回しか接種しないのは世界中で日本だけだというし、海外でのポリオの接種は、冷蔵設備の問題もあって効力に疑いがある、という説もあるます。それに衛生状況はたしかに違うし。(ゴジラは道でこけて怪我を負ったとき、まず破傷風防止の注射を受け、その後、膿によって一ヶ月もひざに包帯をまくという羽目になったことがあります)。今年中国もポリオの撲滅宣言をするそうですが、農村の戸籍に入っていない子供もその撲滅の調査の中に含まれているのかどうか…。中国国内で子連れで旅行しようと思っている方なんかはやはり注意するにこしたことはないと思います。

 長くなってしまいましたので病院ばなしは次回に続けたいと思います。次回は日本人の看護婦さんもいる某病院−今のところゴジラが一番お気に入りにしている病院−のお話と、現地の病院についてです。

(玉乃 わいん)


[上海TOPページ] [連載記事TOPへ戻る][BACK]

Copyright 1998-2002 Shanghai Explorer
Supported by Bridge SSL